眼瞼下垂のデザイン

眼瞼下垂の手術は二重のラインで切開を行いますが、予めまぶたにデザインをし切除する皮膚の幅などを決定する必要があります。
カウンセリング時のシミュレーションで、手術効果がどれぐらい見込めるか、また見た目(二重のラインのデザイン)について事前に確認します。

1)シミュレーション
1)シミュレーション鏡を見ながらブジーという棒状の器具を使用し、患者様のまぶたで二重のラインをシミュレーションし、鏡を見ながらご希望のデザインを決めます。
2)マーキング
2)マーキングシミュレーションした二重のラインにマーキングします。

保険診療のデザインの場合

保険診療の場合、美容目的で手術を受けることはできません。診察をして、眼瞼下垂と診断されることが必要です。眼瞼下垂と診断されても、美容的な希望が多ければ自費診療でないとご要望にお応えできない場合があります。
当院では保険診療の手術だからといって、仕上がりの見た目を完全に無視する事はありません。まぶたが最も開きやすい無理のない位置に二重を設定しデザインを行い、見た目も自然な仕上がりにすることができます。

自費診療(スーパー埋没法)の場合

二重のラインが気になる場合はスーパー埋没法がお勧めです。スーパー埋没法では、シミュレーションで確認した眼の開き具合と二重の幅(ライン)にほぼ忠実に仕上げることが可能です。また希望に合わせて、ある程度の二重の幅の微調整も可能です。
ただし、費用が気になる方は保険診療がお勧めです。また、重度の眼瞼下垂と診断した場合はスーパー埋没法では改善が難しい場合があります。

自費診療(ウルトラパルスCO2レーザー)の場合

ウルトラパルスCO2レーザーの場合、術後の変化が大きいので見た目の仕上がりを正確にシミュレーションできません。しかし、デザインは無理のない自然な仕上がりになるように行います。ウルトラパルスCO2レーザーは、保険診療の手術や切らない手術(スーパー埋没法)では効果が出ないほど眼瞼下垂が重症な場合や、既に上瞼の切開手術を受けた方で修正が必要な方に有効な治療になります。
仕上がりの見た目(デザイン)が気になる方は、保険診療かスーパー埋没法がお勧めですが、重度の眼瞼下垂や他院の修正術の場合はレーザーメスでの治療になりますので、カウンセリング時にご相談ください。

Q 美容目的の二重埋没法の手術と、保険適用の眼瞼下垂手術は何が違いますか?
A 眼瞼下垂では、緩んだ眼瞼挙筋(挙筋腱膜)を瞼板で固定し、目の開きやすさの改善を目的としています。一方、二重埋没法は、まぶたの一部を糸で固定し、見た目の改善や二重のラインをつくることが目的です。
二重埋没法では緩んだ眼瞼挙筋(挙筋腱膜)を治療しないため、目の開きにくさなどは改善することはありません。

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