当院では他院で受けた手術の修正手術の相談も積極的に受け付けております。多くの方が相談に来られますが主な相談内容は以下の通りです。
眼瞼下垂の手術後にこんな悩みはありませんか?
- 手術効果が無く、症状が改善していない
- 手術効果が、1年も持たなかった
- まぶたの開き具合の左右差が大きい
- 眼の開き方が不自然である
- まぶたが開き過ぎて、眼を開く事が前よりもしんどくなった
- 手術前よりも、まぶたの開きが悪くなった
- 眼を閉じても、まぶたが完全には閉じなくなった
- 手術の傷跡が目立つ
- 目が大きく開き過ぎる
- 上まぶたが手術前より厚くなっている
- 再手術を希望しても受けてもらえない
- 目の開き具合が足りないと思う
修正手術の難しさは、瞼から離れてしまった「上眼瞼挙筋腱膜(まぶたを挙げる筋肉)」を見つけにくいという点にあります。前回の手術による癒着や手術操作によってこれが行方不明になっている事が良くあります。
しかし、この状態は診察しただけでは解らず、最終的には皮膚を切って中を確認しないとはっきりしません。この治療では、細かい操作と治療経験が必要になります、さらに効果を発揮するのがウルトラパルスCO2レーザーメス(UPC)です。出血が少なく、デリケートな剥離操作が出来るので、普通のメスで手術をする場合に比べて格段に成功率が挙がります。
よく修正手術を保険では出来ないのですかという質問を受ける事があります。
保険で修正手術をした場合は、以前に受けた手術と同じ方法や同じ器具しか使えません。そのため同じ結果を繰り返すだけになってしまうので、ご希望の改善のご提案ができません。
当院では最善にご提案として重症度に応じて「ウルトラパルスCO2レーザーメス(UPC)による全切開手術」「普通のメスで行う部分切開手術」での治療をご提案しております。
当院ではウルトラパルスCO2レーザーメス(UPC)などを駆使してさらに上を目指して努力しておりますし、何度も再手術を受けている方、再手術が上手くいかずに、悩んでいる患者様がご相談にいらっしゃいますので、気になる方はお一人で悩まずに、まずは当院のカウンセリングでご相談ください。
修正手術の成功を左右する要因として、前回の手術内容のうち下記の4項目が重要になります。
重要
- ① ミューラー筋の操作をしたかどうか
- ② 上眼瞼挙筋腱膜を短縮したかどうか
- ③ 眼窩脂肪を切除したかどうか
- ④ 上まぶたの皮膚のタルミを切除したかどうか
この4つが全て未対応であれば、修正手術が成功する可能性は上がってきます。
当院で修正手術を希望される場合、前回手術して下さった先生に上記の4項目を確認して下さいますようお願い申し上げます。
どうしても確認ができない場合はカウンセリングでその旨をご相談ください。
当院の他院修正術の特徴
一度眼瞼下垂手術を受けた皮膚は深くまで癒着が起こり、固くなりますので普通のメスで切るのは困難です。修正手術は皮膚を切るだけでも苦労します。
しかし、ウルトラパルスCO2レーザーメスが大変役に立ちます。固い組織も正確にスムーズにしかもデリケートに切る事が出来ます。更にLEDヘッドランプ付きのマイクロスコープを装着する事で、暗くて見えにくい奥深くの固い組織も明るく拡大して見つける事が出来るので、より確実に手術ができます。
出血が極めて少ないので、癒着を剥がす事も容易です。これが手術効果を飛躍的に高める秘訣なのです。普通のメスでは治せなかった修正手術が可能となります。
当院では10年以上前から眼瞼下垂の手術にこれらの器械を導入し、4,200例以上の手術をこなしています。
また修正手術だけでも268例以上を行い、目覚しい成果を挙げています。
眼瞼下垂における他院の修正術の当院の実績(集計期間:2004年~2021年)
他院で手術を受けた後に当院で修正手術を受けた患者数:268名
- ● 1ヵ月後に満足と答えた患者数: 82%
- ● 1ヵ月後に効果が無いか、弱いと答えた患者数: 8%
- ● 未確認の患者数: 10%
当院では眼瞼下垂症手術で患者様にご満足いただけるため
患者様のお悩みにお応えできるよう治療技術について、
知識・技術の研鑽し、精進しております。
眼瞼下垂(他院修正)のよくある質問
- Q 眼瞼下垂手術を他院で受けましたが良くならないのでやり直しは可能でしょうか?
- A 可能か否かは他院で受けた手術内容に大きく左右されます。挙筋短縮やミュラー筋の操作がなされている場合には非常に難しい場合があります。当院で診察を受けていただければ、ある程度の見通しは説明できると思いますが、症状によっては判断が難しい場合もあります。
- Q 眼瞼下垂の再手術の場合、費用はどれくらいですか?
- A 両側部分切開手術28万円(税別) 両側レーザーメス手術68万円(税別) になります。どちらの手術が最適かは診察の結果で判断します。